秋の気ままな、かめブログ*

gdgdですが見てやってください(笑)

モモちゃん誕生日(遅い)

 

実についてない。

誕生日の日にまでも仕事があるなんて本当についてない。

しかも、今日に限ってマネージャーさんに必死にお願いしても仕事を取り消してくれない。

ていうか、やけにマネージャーさんが張り切っているので、さらに気が滅入る。

 

「折角団員の皆でパーティーしようと思ってたのに………」

今年はちゃんと友達も出来たし、皆で祝おうと脳内で作成していた誕生日プランは見事に打ち砕かれた。

 

「はぁ………」

 

そんなこんな考えている内に当日がやって来た。

物凄く気が乗らない。

 

「えーでは!本日のゲストは巷で噂の大人気アイドル!!如月モモさんです!!!」

 

私がスタジオに登場するとすぐに大歓声が沸いた。

ヒビヤくんと出掛けた日以来、ある程度は能力を制御出来るが、仕事の時では緊張からか少し制御が出来なくなってしまうのだ。

この大歓声、何度経験しても慣れる気がしない。

 

「あ、あは…どうも…」

 

不器用に笑いながら声援に答える。

 

その後は、司会の人が淡々と番組を進行していき、やっと帰れると思った矢先、急に司会者が「では!!!」と叫び始めた。

 

「今回は、ゲストの如月モモさんのお誕生日と言うことで!!番組でケーキを用意しました!!!!」

 

うわ、なんだこれ。なんか始まった…。

 

客席からは「きゃーーー!!!」などと、どういうものかよく分からない悲鳴が飛び交う。

そして、盛大な盛り付けをされたケーキが運ばれてきた。

 

「う、うわぁ……すごいですね…!」

 

流石に、ここは仮にもカメラが回っている。ここで無表情を決め込むのは流石に世間のひんしゅくを買うだろう。

あれか、マネージャーさんがやけにノリ気だったのはこのせいか。

 

「如月さんはイチゴが好きだとお聞きしたので、イチゴケーキにしてみました!!!」

 

それ…言ったの事務所です………

「ありがとうございます……」

 

帰りたい。

 

結局、このロケが終わったのはこれから30分後の事だった。

 

「はぁ、はぁ……!もう皆ご飯食べ終わってるよねー……」

 

急ぎ足でアジトに向かう。

 

「たっ、ただいま!!!!」

 

バン、と勢いよくドアをあけた。

 

それと同時に、パン と、大きな音がした。

 

「え………??」

 

「「happy valentineあーんどhappy birthday!モモ!!!!!」」

 

アジト内には、沢山装飾されてあって、テーブルの上にはご馳走があって。

どうだ!と言わんばかりの皆の笑顔があって。

 

「……もう…散々だなぁ…」

 

私も自然と笑顔になる。

 

やっぱり此処は何処よりも温かい。

 

 

「これ全部団長さんが作ったんですかーーー!?」

 

「いや、皆手伝ってくれたぞ」

 

「本当ですか!!!すごーい…」

 

「ほらケーキ。お前のやつは味付けはスルメイカにしといたぞ」

 

「お、おいしそう……!!」

 

「モモ……それ絶対常人の舌じゃないよね……」

 

「あ、ヒビヤくんも食べるー??」

 

「食べない!!」

 

 

「あ、そうだ!私バレンタインなんで皆さんに特製のチョコレート作ってきたんですけど……」

「「「いらない!!」」」

 

「ちょ、全否定は無いじゃないですかー!!」

 

「お前のチョコは死人が出る。」

 

「酷いおにーちゃん!」

 

「まぁまぁ(笑)」

 

「あ、カノさん食べますー?」

 

「……遠慮しとこうかな…」

 

「そんなこと言わずにー!」

 

「いや、だからこれはちょっと真面目に………アッーーー」

 

「カノ……ご愁傷さま……」

 

「よし!じゃあ盛大にパーティーでもするか!!」

 

「「いぇーーい!!!」」



 

あとがき★★

こんにちは。これまた遅刻です………私は期限を守ることが出来ないのでしょうか……((

本当申し訳ないです……┗┏┗┏┗(^o^)┛┓┛┓┛

 

閲覧ありがとうございました!